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2013年8月9日金曜日

ジャパニーズ カナ

ガンジス川源流・ゴームク/ボジバサでの修行を終えガンゴートリに戻る道中、ちょっとした国際交流がありました。

照りつける太陽の下、過酷な道程です。
ちょっとした木陰、
ちょっと大きめの木陰、
そんなところで休憩します。



少し大きめの木立群に到着したとき、そこにはインド人の巡礼者のグループが先に休んでいました。
私たちを見ると、彼らは人懐っこく、
「ここに来て座れ」(と言っていたと思う)と、傍らを指しています。
私たちは、インド人の巡礼者の一行とともにお昼休憩を取ることにいたしました。

私たちの携行食はおにぎりとジャガイモです。
このおにぎりに、インド人の皆さんが興味を持ちました。

「ジャパニーズ カナ?」日本の食べ物か?と聞いて来ます。
そうだ、と言うとどうやら食べてみたいらしいのです。



具は梅干しだし、大丈夫かな???

一番近くの人がおにぎりを1個渡そうとしたとき、木村先生が
「食べれないよ、ちょっとだけ千切って試しに渡して」と仰ったので、
一口のご飯と小さな梅干しを渡すことなりました。

一口食べたインド人(男性)は、
「ノー」と言って、もうこりごりという感じ。

あー、やっぱりね。

ところが、そのあと、他のインド人(男性)が、どうやら挑戦してみたい様子です。

えーっ?ほんとに?

そして、なんとその人は、梅干しおにぎりが気に入ったらしくパクパク食べて喜んでいます。
すると、それにつられて他のインド人たち(男性)が、我も我も寄って来ました。

私たち一行は、暑さで食欲がなかったし、食べきれない分は痛んでしまうので、みんな各々おにぎり1個を供出。

なかなかの人気です。
喜んでいただけました。

勇気ある一人(または無鉄砲なお調子者)が最初に挑戦して、それに乗じて我も我もと来る様子、桂枝雀の『鷺取り』の前半、こぼれ梅をチュチュウチュウチュウ雀が食べに来る様子を思い出して、私は、おかしくて仕方ありませんでした。
(枝雀さんの『鷺取り』ご存じない?あら、残念!CDもDVDも出てます。You Tubeもあるみたいです。)



ところが、そのおにぎりは、手作りですが、おにぎりと海苔を別々にラップしてあったので、乾いた海苔を巻いたもの。
ですから、インド人には海苔は包みで剥いて食べるものと思われているようです。


せっかくなら食べて欲しいと思い、私は手渡すとき、海苔を千切って食べてみせて、
edible sea weed と説明。
頬を叩いてyummyって。
そうしたら、食べてくれました。


ジャパニーズ カナ、おにぎりはそのインド人巡礼者一行に大人気でした。


でも、気がつくと、お調子者は男性陣のみ。
女性たちは冷ややかに見ています。
中でも、ひときわ体格が良く強そうな女性が腕組みをして仁王立ちになって睨んでいます。
「何をヘラヘラやってるんだ、気に食わない」という表情で。

そのうちに、インド人巡礼者一行は私たちよりも先に発っていきました。



そして、私はふと思ったのです。
もしかしたら、あの仁王立ちの女性は、男性陣の獲得して来たおにぎりを後からもらって食べてみたかもしれない。
うーん、何となくそんな気がする。
あの、不機嫌そうな親分的女性は、お調子者の男性陣の上前をはねたかも!と思うとなんだかおかしくなって来ました。



残りの下り道は、脚も軽やかに順調でした。




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2013年8月3日土曜日

月明かりの夜

夏の大三角形がきれいに見えますね。
でも、私の目が悪くなったのか、街の空が明るいのか、
白鳥座の全景がつかめません。

星座って、なかなかその形に見えないことが多いと思うのですが、
白鳥座は雄大な白鳥が天の川を渡る姿がとてもきれいですね。

皆さんは、天の川を見たことがありますか?
私は数回あります。
でも、もう何十年も前のこと。。。(十何年の間違いではない)


実は、ヒマラヤへ行くと決めた時、天の川が見られる!と、とてもとても楽しみでした。
人工的な光のない世界。
澄んだ空。
満天の星。
そして、Milky Way。

とてもとても楽しみだったのに、、、、、、、、、
なんと、なんと、満月だったのです。(リサーチ不足。。。)

ヒマラヤの満月は、とてつもなく明るいものでした。
空は、真夜中でも青いのです。
月や太陽って、低い空では大きく見えて、天空高く登ると小さく見えるでしょう?
それが、高い空にそれはそれは大きな満月。

夜の行動のためにヘッドライトを持って行きましたが、
満月の夜、外では全く明かりは必要ありませんでした。
テントの中では必要ですが。


数キロ先までよく見えます。
『ああ、これなんだ!』と感動しました。
昔、物語の中で、満月の夜は月明かりで照らされて道に迷わず旅が出来る。
そして、新月の夜は、漆黒の闇にまぎれて行動出来る。などなど。

現代の社会は、
満月の夜も、新月の夜も明るさは変わりません。
満月の夜だからと言って、明かりがなくても大丈夫ということはありません。
でも、人工的な光がなく空気が澄んでいる=本当の自然の中では、
満月の夜はびっくりするほど明るいのです!


ヒマラヤの満月の下、広大な自然を眺め、私は『ナルニア国物語 銀のいす』の世界を思い浮かべていました。
そこに、満月の夜が出て来たかは定かではありませんが、、、。



さて、
「あぁ、天の川が見たいな」という思いは叶わなかったので、
いつか、
どこかで
見ることが出来るチャンスを楽しみとすることにいたしましょう。





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